雪や風が吹きつけるなかでの寒すぎる入場待機、足元からくる冷え、操作しづらくなるスマホ…。
現地に着いてから「これ、持ってくればよかった…!」と後悔しないために、地元民だからこそ知っている「本当に役立つ」冬の遠征アイテムをまとめました。
待ち時間や移動がグッと快適になるアイテムばかりなので、これから遠征予定の方はぜひチェックしてみてくださいね。
冬の遠征ファッションのポイント

アウターは「軽い」「暖かい」「フード付き」
寒さで無意識に肩をすくめたり、首を縮めたりすることが多い冬。
そこに重たいアウターが加わると、姿勢が崩れやすくなり、肩こりや疲れの原因になってしまいます。
特にライブ遠征では、長時間の移動や立ちっぱなしの時間も多くなるため、「アウターの重さによる疲れ」は意外と侮れません。
さらに北海道では、雪が降っても傘をさす人は少なく、多くの人がフードをかぶって移動します。
そのため、アウターはフード付きで、雪を弾きやすいつるっとした素材を選ぶと安心です。
冬のライブ遠征に適したアウターを選ぶ際は、「軽さ」「暖かさ」「フード付き」の3点を意識してみてください。
最近は、薄手でもしっかりと保温性のある中綿ジャケットや機能性ダウンも多く出回っていて、軽くて動きやすく、また、重ね着しすぎなくても寒さをしっかり防げます。
スノーシューズ・滑り止めバンド
冬の札幌では、雪や氷によって道路がツルツルになっていることも多く、普段のスニーカーでは滑って転ぶ危険がつきものです。
そんな環境で頼りになるのが、滑り止め付きのスノーシューズ。
防水性とグリップ力を兼ね備えているので、ライブ当日に駅から会場まで歩く際も、安心して移動できます。
とはいえ、「たった一日のライブのために新しい靴を買うのはちょっと…」という方も多いのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが、今ある靴に後付けできる「滑り止めバンド」です。
ゴムバンド状になっていて靴底に簡単に装着でき、金属スパイクや滑り止め加工が施されたタイプが一般的。
コンパクトで持ち運びもラク。
旅行中だけ一時的に使いたい人や、どうしてもスニーカーで遠征したいという方にもぴったりのアイテムですよ。
つけたままでスマホが使える手袋
冬のライブ遠征で必ず持っておきたいのが、スマホ対応の手袋。
ライブチケットのQRコード提示や同行者との連絡、時間の確認など、ちょっとした操作のたびに手袋を外すのはかなり面倒ですよね。
寒い日は指先の感覚がなくなるので、裏起毛や防風性があるものだと安心です。
ボタン付きネックウォーマー
マフラーより断然おすすめなのが、ボタン付きのネックウォーマー。
ボタン付きタイプは、髪型やメイクを気にせず着け外し可能なので便利です。
マフラーや大判ストールのようにぐるぐる巻くタイプは、重さやボリュームで首・肩まわりに負担がかかりやすく、肩こりの原因になることも。
その点、ネックウォーマーは首まわりをしっかり暖めつつも軽量で、肩に重みがかからないため、長時間の着用でも疲れにくい。
肩こりしやすい方や荷物をできるだけ軽くしたいライブ遠征にもぴったりのアイテムです。
イヤーマフ(耳あて)
気温が氷点下になる冬の札幌では、耳がすぐに冷たくなり、時には痛みを感じることもあります。
耳が冷えると、全身の血流が悪くなって体全体が冷えやすくなるため、顔まわりの防寒もしっかり準備しておきたいところ。
最近はヘアスタイルを崩さない後ろ掛けタイプや、耳にかぶせるタイプのものがあります。
冬のライブ遠征で「あると助かる」アイテム紹介

モバイルバッテリー│スマホが寒さで使えなくなる?
気温が低いと、スマホのバッテリー消耗が急激に進む場合があります。
機種にもよりますが、基本的には5℃から35℃の範囲での利用が推奨されています。
引用元:ソフトバンクニュース
この通り、気温が低すぎる環境での使用はバッテリーに負荷がかかり駆動時間もかなり短くなってしまいます。
知らない土地だと、スマホで色々調べ物をしたりする機会が増えますよね。
写真もいっぱい撮りたくなります。
- モバイルバッテリーを2台持ち
- スマホはバッグの外ポケットではなく「内ポケット」に
- 節電モードを活用する
- 使わないときはなるべくスリープに
などで対策を。
めがねユーザーさんは曇り止めクロスがおすすめ
札幌の冬は「外は極寒、室内はぽかぽか暖かい」が当たり前。
地下鉄やショップ、ライブ会場内などは暖房がしっかり効いているため、屋外との寒暖差でメガネが一気に曇ってしまうことがよくあります。
そんなときに活躍するのが、メガネ用の曇り止めクロス。
実際に使用していますが、コンパクトでかさばらず、効果もしっかり実感できるので、冬の遠征グッズとして1枚持っておくと安心です。
靴には防水スプレー
北海道の3月は、真冬のように雪が降る日がある一方で、日中には雪が溶けて路面がシャーベット状になったり、大きな水たまりができたりと、足元のコンディションが不安定な時期です。
「靴が濡れて冷えた」「足元がびしょびしょで辛かった」…そんなトラブルを防ぐためにも、事前の防水対策はとても大切です。
ライブ当日は、できるだけ快適に移動できるよう、「滑り止め+防水」のダブル対策をしておくのがおすすめ。
カイロ│貼るタイプがおすすめ
やはり冬の遠征に欠かせない防寒アイテムといえば、カイロ。
なかでも特におすすめなのが、背中やお腹に貼れる「貼るタイプのカイロ」です。
体幹をしっかり温めることで、全身の体感温度が上がり、指先や足先の冷えを軽減してくれます。
ライブ当日の会場では、長時間の待機など体を動かせない時間も多いため、じんわりと温めてくれるカイロは重宝します。
さらに、予備として「貼らないタイプ」の携帯カイロもバッグに忍ばせておくと安心です。
その日の気温や体調に合わせて使い分けられるのも便利ですよ。
バッグやアウターが全部入るゴミ袋
冬のライブ会場では、雪解けの影響で足元が濡れていることも少なくありません。
座席の下に荷物を置くと、アウターやバッグが濡れてしまう…なんてことも。
そんなときに役立つのが、大きめサイズのゴミ袋。
アウターやバッグをすっぽり入れておけば、水や汚れからしっかり守ってくれます。
使わなかったとしてもかさばらないので、念のため1枚バッグに入れておくと安心ですよ。
まとめ
冬の北海道は、寒さだけでなく、雪や風、足元の悪さまで対策が必要です。
でも、ちょっとした準備があるだけで、移動や待機時間の快適さは大きく変わりますよ。
今回ご紹介したアイテムたちを参考にして、自分に合った持ち物を見直してみてくださいね。